「肌のうるおいやハリのために飲むなら、コラーゲンとヒアルロン酸、どっちがいいの?」。よく迷うところです。どちらも美容成分としてよく耳にしますが、働き方も、研究のたしかさも違います。今回は2つを並べて、選び方を整理します。

役割が違う2つ。どちらが上、という話ではありません。
役割が違う2つ。どちらが上、という話ではありません。

働き方の違い

  • コラーゲンは、肌の弾力を支える繊維そのものの材料です。飲むといったん分解され、その断片が肌づくりを後押しする「合図」になる可能性が研究されています。
  • ヒアルロン酸は、ごく少量で大量の水をかかえこむ“保水役”です。肌の水分をつなぎとめる側を支えるとされます。

ざっくり言えば、コラーゲンは「土台の材料」、ヒアルロン酸は「水を抱えるスポンジ」という役割の違いです。

研究では何が報告されている?

  • コラーゲンペプチドでは、健康な女性で、うるおいやハリの面に前向きな変化を報告した研究があります [1] 。一方、19件の研究をまとめると、うるおいや明るさは前向きでも、弾力への結果は一貫しないとされています [2] 。
  • 飲むヒアルロン酸では、7件の研究をまとめた解析で、水分量・弾力・しわの深さの改善が報告されています。ただし同じ解析でも、ハリ(firmness)やしわの体積では差がつきませんでした [5] 。女性129人の試験では、2〜8週間の摂取で水分量の改善が報告され [3] 、66件の研究を保湿の面でまとめた解析でも水分量の増加が報告されています [4] 。飲んだものが体の中でどう使われるかは、研究が続いている段階です。

どちらも「飲めば確実に変わる」とまでは言えず、報告には幅があります。

どう選ぶ?

  • 目的で考える:ハリ・土台づくりを意識するならコラーゲン、うるおい・水分を意識するならヒアルロン酸、という整理がしやすいです。
  • 続けやすさで考える:数週間から数か月の継続を前提とした研究が多くあります。味・価格・形状(粉末/ドリンク/カプセル)で、無理なく続けられるものを選びましょう。
  • どちらも、保湿や紫外線対策といった基本のケアがあってこそです。サプリはそのうえの一手と考えます。

くわしくは コラーゲンの基礎ページ と ヒアルロン酸の基礎ページ もどうぞ。