「コラーゲン入り」のドリンクやサプリは大人気。その一方で、「どうせ飲んでも胃で分解されるんだから、肌のコラーゲンになるわけがない」という“ムダ説”も根強くあります。このシリーズでは、人気のサプリを研究の目線で診断していきます。第1回はコラーゲン。じつは「飲めば若返る」も「飲んでもムダ」も、どちらも研究の実態とは少しズレています。

「ムダ」か、そうでないか――研究の目線でチェックします。
「ムダ」か、そうでないか――研究の目線でチェックします。

「分解されるからムダ」はどこまで本当?

たしかに、口からとったコラーゲンは、そのままの形で肌に届くわけではありません。消化の途中でアミノ酸や小さなかけら(ペプチド)に分解されます。ここだけを見ると「ムダ説」は正しそうに見えます。

ただ近年は、この一部のペプチドが体内に吸収され、肌の土台で材料づくりの“合図”になる可能性が研究されています。「分解される=何も起きない」と単純には言い切れない、というのが今の見方です。くわしい仕組みは コラーゲンと肌の関係図解で説明しています。

研究では何が報告されている?

  • 健康な女性を対象にした研究では、コラーゲンペプチド(1日5g・12週間)で、肌のうるおいやハリ、真皮の状態の面で前向きな変化が報告されています [1]
  • 19件の研究(計約1,300人)をまとめて見ても、うるおいや明るさの面でプラスの報告がある一方、弾力への結果は一貫せず、さらなる研究が必要とされています [2]

ポイントは、前向きな結果が報告された研究もあるが、結果には幅がある」という点です。“魔法のように若返る”ものではなく、“まったくのムダ”でもない――そのあいだのどこかに本当のところがある、と考えるのが妥当です。

選ぶときの3つのチェック

  • 形:「コラーゲンペプチド」「低分子」など、吸収を意識した表示になっているか。
  • 量:研究では1日5g前後でそろえて調べた例があります。1日あたりの量を確認しましょう。
  • 相棒:肌の材料づくりにはビタミンC関わるため、一緒にとるのがおすすめです。

もっと詳しい研究背景は コラーゲンの基礎ページどうぞ。