まず押さえたいポイント

コリンは、卵やレバーなどに多く含まれる、体に欠かせない栄養素(ビタミンに近い仲間)です。 細胞の膜や、脳の情報を伝える物質のもとになり、とくに妊娠中は赤ちゃんの脳の発達に欠かせない栄養素として研究されてきました。 妊娠中は必要量が増える一方で、普段の食事では不足しやすい栄養素ともされています。

なぜ「妊娠中の栄養」と関係するの?

コリンは、胎児の脳が作られるときの材料や、情報を伝える仕組みに関わると考えられています [3] このため、妊娠中に十分なコリンをとることの大切さが研究されてきました。

コリンが胎児の脳の発達を支える必須栄養素として、妊娠中に十分にとることの大切さが研究されていることを示すイメージ

研究では何がわかっている?

  • 妊娠中のコリンと子どもの脳の発達との関連を集めて整理した系統的レビューでは、妊娠中に十分なコリンをとることの大切さが整理されています [1]
  • 妊娠後期の女性を対象にした研究では、コリンを多くとると赤ちゃんの情報処理の速さで良い変化と関係すると報告されています [2]
  • 妊娠・授乳中のコリンを整理したレビューでも、必須栄養素でありながら不足しやすいことが解説されています [3]

「妊娠中に大切な栄養素だが、不足しやすい」というのが現状です。

取り入れ方のヒント

  • コリンは、まず卵・レバー・大豆製品などの食事からとるのが基本です。とくに卵は手軽なコリン源です。
  • 妊娠中・授乳中にサプリで補う場合は、自己判断せず必ず主治医にご相談ください(必要量や安全性は人によって異なります)。
  • 大量にとると体臭や吐き気などが起こることがあるため、サプリでの大量摂取は避けましょう。