まず押さえたいポイント

カシス由来アントシアニンは、暗い場所への目の慣れと、画面作業後のピントを測った人の研究があります。 ただし、対象は12人または21人で、一度だけ摂った後の変化を調べた小規模試験です [1]

なぜ「目のピント」と関係するの?

近くを見るとき、毛様体という筋肉が水晶体の厚みを変えてピントを合わせます。カメラのピントリングを回す作業に近い仕組みです。 画面を見続けた後は、この調節の変化が一時的な屈折値として表れます。カシスの試験は、アントシアニンを摂った後に屈折値と自覚症状がどう変わるかを測りました。

カシス由来アントシアニンの研究で、毛様体と水晶体によるピント調節が評価されていることを示す図

研究では何がわかっている?

  • 暗い場所への目の慣れを12人で調べた試験では、アントシアニン50mgの単回摂取後に指標の差が報告されました [1]
  • 健康な成人21人が画面作業をした試験では、目の疲れに関する自覚症状に差がみられました。一方、屈折値は統計上の境界に近く、明確に確認されたとは言い切れない結果でした [1]
  • カシスには複数のアントシアニンが含まれます。果実・葉・種子では成分が違い、人の目を対象にした研究は多くありません [2]

この研究から言えるのは、少人数の単回摂取後に一部の指標が変化したことまでです。毎日続けた場合や長期間の見え方は別に確かめる必要があります。

取り入れ方のヒント

研究で使われたのは、量をそろえたカシス由来アントシアニンです。ジュースや果実は同じ量とは限らず、濃縮品では原料部位とアントシアニン量の表示を確認します。