「飲む日焼け止め」と呼ばれる、紫外線対策をうたう飲むタイプのサプリが販売されています。アスタキサンチンなどのカロテノイドや、シダ植物の成分などが使われます。便利そうに見えますが、塗る日焼け止めの代わりになるのでしょうか。第3回は、この「飲むタイプ」を研究結果をもとに検討します。

「飲む」と「塗る」は役割が違います。
「飲む」と「塗る」は役割が違います。

研究では何が報告されている?

  • アスタキサンチンなどのカロテノイドを内側から取り入れることと、紫外線による肌の老化(光老化)との関係をまとめた研究が報告されています [1] 。
  • カロテノイドが、紫外線で生まれる活性酸素(体をサビつかせる物質)から肌を守るかどうかが調べられています [2] 。

研究では、内側からの抗酸化が、紫外線によるダメージを和らげるかどうかが検討されています。ただしこれは「肌の防御機能を内側から補助する可能性がある」という話で、紫外線そのものをカットするわけではありません。

「塗る」の代わりにはならない

塗る日焼け止めは、紫外線を反射・吸収して、肌に届く量を直接減らします。一方、飲むタイプにはSPFのような数値はなく、塗る日焼け止めのように紫外線を直接防ぐ効果は確認されていません。「飲む日焼け止め」は塗る日焼け止めの代わりにはなりません。

選ぶ・使うときのポイント

  • 「これだけで塗らなくてOK」といった表示は鵜呑みにしない。塗る対策はやめないようにします。
  • カロテノイドは脂にとけやすく、食事と一緒に摂ると吸収されやすい成分です。サケ・エビ・緑黄色野菜などの食品からもとれます。
  • 肌が赤くなる・ヒリヒリするなど日焼けによる症状が強いときは、冷やして保湿し、ひどいときは皮膚科に相談しましょう。

くわしい成分の話は アスタキサンチンの基礎ページ もどうぞ。