カレーの黄色、ウコンの成分クルクミン。「関節に」「めぐりに」と人気ですが、研究を読むときに見落とせない“落とし穴”があります。斬るシリーズ第2回は、この落とし穴ごとクルクミンを取り上げます。

クルクミンは水に溶けにくく吸収されにくい。製剤しだいで研究結果が変わる。
クルクミンは水に溶けにくく吸収されにくい。製剤しだいで研究結果が変わる。

最大の弱点は「吸収のしにくさ」

クルクミンは水に溶けにくく、そのまま飲んでも体にほとんど吸収されない成分です。そのため研究では、吸収を高める工夫をした特別な製剤が使われることがほとんどです。「同じクルクミン」でも、製品によって体内での条件がまるで違います。ここが評価をややこしくしています。

研究では何が報告されている?

  • 変形性関節症について、各種クルクミン製剤を扱った複数の研究をまとめて検討したレビューでは、クルクミンが検討対象の一つとして取り上げられています [1] 。
  • 塗るタイプのクルクミン製剤が、膝の痛みや機能に与える影響を調べた研究も報告されています [2] 。

ただし、製剤による吸収差が大きいため、結果は一貫していません。「どの製品でも同じ手ごたえ」とは言えない段階です(不確実)。

それでも試したい人へ

  • 「吸収を高めた製剤」「ピペリン配合」などの表示が一つの目安になります。
  • しばらく試してもピンとこないときは、製品を変える・いったん離れるなど、利用を続けるかどうかを見直してみてください。

くわしい仕組みは クルクミンと関節の関係、基礎は クルクミンの詳細 もどうぞ。