HMPAって、どんな成分?

米ぬかやコーヒー豆、にんじん、柑橘類には、フェルラ酸というポリフェノールが多く含まれています。これを食べると、腸にすむ細菌の一部がフェルラ酸を別の形に作り変えます。そうしてできるのがHMPAです。ジヒドロフェルラ酸という別名もあり、発酵食品にはHMPAの形で含まれていることがあります。

フェルラ酸を食べれば必ずHMPAができる、という関係ではありません。作り変えを担うのは腸内細菌の一部で、その顔ぶれは人によって違います。サプリや飲料には米ぬかを発酵させた素材を使ったものがあり、その場合は腸内細菌による変換を待たずにHMPAそのものを口から入れることになります。

日本での位置づけ

HMPAは、機能性表示食品の機能性関与成分として届出があります。2026年2月に届け出られたある飲料では、1日摂取目安量あたりの含有量が23mgで、届出表示はBMIが高めの人の内臓脂肪とウエスト周囲径にふれています。

この制度は、事業者が根拠となる資料を販売前に消費者庁へ届け出るしくみです。国が中身を審査して許可を出す制度ではないため、届出番号からどんな資料が提出されたかを自分で確かめられるようになっています。

研究ではどこまで調べられている?

論文データベースEurope PMCで読めるのは、マウスと培養細胞の研究が中心です。体重や肝臓の脂肪、握力を測った報告があり、体のどこに結びついて働くのかを調べた研究も出ています。

内容は体脂肪・代謝とHMPAに出典つきでまとめました。

取り入れるときのポイント

  • 届け出られている量は1日23mgです。製品を選ぶときは、この数字が表示にあるかを確かめます。
  • 届出番号があるかを見ると、根拠となる資料が消費者庁に提出されている製品かどうかが分かります。
  • もとになるフェルラ酸は、米ぬか(玄米)やコーヒーからも日常的にとれます。
  • 妊娠中・授乳中の方、持病のある方、薬を飲んでいる方は、利用前に医師・薬剤師にご相談ください。