エルゴチオネインって、どんな成分?

エルゴチオネインは、硫黄を含むアミノ酸の一種です。作れるのはきのこなどの菌類と、土の中にいる一部の細菌にかぎられます。

人や動物は作れません。体の中にあるエルゴチオネインは、すべて食べ物から取り込まれたものです。名前は、ライ麦などに寄生する麦角菌(ばっかくきん)から1909年に取り出されたことに由来します。

どう関わる?

自分で作れない成分なのに、人の細胞にはこれを取り込むための輸送体があります。SLC22A4という遺伝子が作るたんぱく質で、2005年にその本来の相手がエルゴチオネインだと報告されました。

この輸送体を持つ細胞は、中に高い濃度でためこみます。持たない細胞の膜は、この成分をほとんど通しません。輸送体は赤血球のもとになる細胞や単球で多く作られており、体のどこで使われているのかが調べられてきました。

人でどこまで調べられているかは、年齢ともの忘れとエルゴチオネインに出典つきで載せています。

取り入れるときのポイント

  • 食品からとるなら、きのこが候補になります。含まれる量は種類によって50倍ちかく開きがあり、日本ではタモギタケに多いとされています。
  • 日本では、エルゴチオネインを機能性関与成分とする機能性表示食品が届け出られています。届出の1日摂取目安量は5mgです。
  • 海外の試験で使われた量は1日10mgや25mgでした。届出の数字と試験の数字は決められ方が違うので、並べて多い少ないを比べる材料にはなりません。
  • 原料には、きのこから取り出したものと、微生物の発酵で作ったものがあります。きのこのアレルギーがある方は、何を原料にした製品かを表示で確かめてください。
  • 持病のある方や薬を飲んでいる方は、飲み始める前に医師にご相談ください。